TOMOのみたドラムコーという世界

DCIのこと色々発信します。

オーディション直前でも意識できる合格へのヒント

 

技術以外にも大事なことが沢山あるのって知っていますか?

 

どうもー!Tomoです!!

 

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いよいよDCIのオーディションも山場となる1月のキャンプが目前ですね!!

 

 

パフォーマンスのコンディション、メンタルコンディションは良好ですか???

 今回は今すぐにでも意識できるオーディションへのポイントを書いていきます!

 

 

❶ 吹ける。叩ける。踊れる。それ以外に大切なこと

 

オーディションの合否はやっぱりスキルの高さで判断されます。

 

でも、実際のところそれだけじゃありません。

 

 

「あの人別にめちゃくちゃ上手いわけじゃないのに、トップコーに合格してなんか納得いかない。。」 そんな会話を耳にしたことはありませんか?(完全なる嫉妬)

 

 

もちろん。

技術が高いというのは絶対条件だと思います。

 

技術面でいえば、どれかだけ突出して上手い人よりも総合的にバランスよくできる人のほうがコントラクトをもらいやすい印象です。

 

上手いはずなのにカットされるパターンは、

・演奏技術はプロの卵レベルだけど、歩きながらできないからカット。

・ビジュアルは文句無しに美しい。体力もアスリートなみだけど、楽器の技術が達してないからカット

みたいな。(ブラスしかわかりません泣)

 

 

 

DCIのオーディションで強い人は、

器もビジュアルもダンスも演技も体力も全部バランスよく合格ラインでこなせる人。」

だから何かがめっちゃくちゃ上手いわけじゃなくても入れたりします。(と私は感じました)

 

 

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というか正直なところ合格するかしないかの基準って簡単なものではなくて、上手いか下手か」だけじゃないと思うんです。

 

 

合格する人に共通している絶対条件は、

「チームが欲しいと思った人」

 

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技術があるのはもちろんですが、それプラス何か魅力がある人がコントラクトをもらっていくような気がします。

 

 

❷ スタッフはあなたがどんな人なのかをみている。

 

日本にいても、インストラクターから「ショー以外の場でも、自分がどう見られているか?どう見られたいか意識しよう」って言われたことはありませんか??

 

オーディションも同じ。

 

 

オーディション会場に入った瞬間から周りの人は自分のことを見ています。

 

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まだ合格はもらえていなくても、そこのコーのメンバーになった気持ちで行動を。

 

 

 

チームによって求めている人物像って違うの知っていますか?

 

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例えば、天下のBlue Devilsは

「俺はイケてる。俺はこの中で一番上手い。BDにふさわしいのは俺。」

みたいなマインドの、個で魅せられるアーティストタイプが好まれるとよく言われています。プロ意識高めのカリスマ性溢れる人が多い。(BDはもうやっぱりSWAGな集団なので、、、笑)

 

 

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それに対しCarolina Crown は、

「個の主張よりも協調性のある人。謙虚。完璧主義。ひたむきに努力できる人。」

みたいな、まじめちゃん好青年タイプがメンバーに選ばれていく傾向。

(DCIのなかだけの言葉なんですが、クラウンが他のコーから悪口言われるときは「バンドウ」っていうあだなで呼ばれます(笑)クラスにいてるバンド(吹奏楽)ばっかりしてるようなクソ真面目でダサい奴らみたいな意味(笑))

 

 

やっぱり受けるコーに合わせて、自分自身もマインドを切り替える事がちょっとしたポイントです。

 

 

 

 

「あなたがどんな風に人とコミュニケーションを取っていて、一体どんな人なのか?」

スタッフは見ています。

 

 

なぜ、それが大事なのかというと、

ドラムコーはチームワークを学ぶ場所だからです。

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いくらプロ級に上手くてもチームの和を乱したり、ルールが守れないとか問題を起こしそうな人は必要ではありません。

  

日本人の場合、技術は文句無しにあったとしても、あまりに英語でコミュニケーションがとれないとか。分からない事があっても自分で解決する姿勢が受け取れない。とか。常に誰かのサポートが必要だと判断されれば残念な結果になることもしばしば。

 

 

 

オーディションの段階からメンバーと積極的にコミュニケーションを取って、英語がわからないなりにもチームに馴染もうとしている姿があれば「この子は良い子そうだな。チームの雰囲気も良くなりそう!」という印象に。

 

 

逆に、

「英語は全く理解してないし、なに考えてるか分かりにくい。緊張からか愛想もなくてとっつきにくい印象。。誰かが常に面倒みないといけないかも」 って誤解されるのだけは避けたいところ。

 

 

 

自分のもつ本来の魅力を最大限アピールすることがオーディションで選ばれる秘訣!

 

 

 

❸ 短い時間で良い印象を与える

 

これも技術があっての話しなんですが、、

 

 

たった2日や3日間のオーディションで人々の印象に残るのは、技術どうのこうのはもちろんのこと、やっぱりルックス。

 

 

これってちょっとセンシティブな話ですよね。。

 

でもトップコーのメンバーは見渡す限り、イケメンと美女ばっかり、、!彼らのインスタとかやばいです。モデルさんですか?みたいな。(特にCG特にCG特にCG

 

 

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じゃあトップコーのチームは技術そっちのけで顔で選んでるんでしょうか?

 

恐らくそういうわけではないでしょう。

 

 

なんというか、、

 

顔が整っているとか、体が8頭身とか、

そういう話じゃなくて、

 

美意識??がすごい。自分の魅せ方を知ってるんですよね。。。(多分)

 

 

 

綺麗事ぬきでマーチングとかパフォーマンスの世界って、視覚からの魅力がめちゃくちゃ大事。

 

だからショーの前は毎回全力でヘアセットするしメイクもするしユニフォームだって体が美しく見えるように作られているじゃないですか。

 

 

 

そういった魅せる意識が常にある人は、自分がどう見られているか理解しているので、実際よりもなぜかめちゃくちゃかっこよく見えたり美しく見えたりするんですよね。。

 

 

この感覚ってマーチングのビジュアルベーシックの時にバッチリ差が出ます。

 

で、やっぱりセンスがある人は音楽をやっても(何をしても)センスがある。。!(悔しい)

 

 

たしかに見た目だけイケイケの人ってオーディションにもいっぱいいてるんですけど、そういう人はやっぱり見透かされてちゃっかり落とされてた気がします。。。

 

  

ルックスが合否に直接繋がるか?と言われればたしかになんともですが、この

「センスありそう!ユニフォーム似合いそう!=欲しい!」って心のどこかでいいから思ってもらうのだってアピール。

 

 

例えば、オーディション会場に

 

・長時間フライトで疲れ気味のむくんだ顔

・完全オフモードのすっぴん

・余裕なくて直せてない寝癖

・寝巻きみたいなダボダボ練習着

 

で現れるよりも、

 

 

・美意識を感じる印象の良いメイク

・顔の表情がよく見えるよう、すっきり整えられた髪型

・体や足のラインが美しくみえるような服装

 

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(そして思わず目に止まるような笑顔で)堂々とオーディション会場に入るほうが良いにきまってますよね!

 

 

特にアメリカ人は流行よりも、スタイルが良く見えるようなサイズ感、デザインにこだわる人多し!DCIのために鍛えた綺麗な身体をよりアピールできるように服装もちょっと工夫を。

 

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DCI向きじゃないのが、日本で流行ってるオーバーサイズの服装とか、kpop系の顔の表情がよく見えない髪型。。。(おしゃれなんだけどね)

 

 

ユニフォームを着たあなたを想像してもらいやすい、すっきりとした印象の服装と髪型を意識してみて。

 

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あと、

日本人女性はどうしても幼く見られがち。

子供っぽい印象が悪い方に倒れない為にも軽いメイクは絶対やったほうがいいです。

(もうこの辺の発想は就活と同じかも。)

 

 

自分がパフォーマーであるという自覚を持って、

「この子なんかセンスありそうだな。美意識高めだな。」

っていう印象が与えられればGOOD

 

 

参考までに!

 

 

❹ オーディションへのメンタルコンディション

 

とは言ってもやっぱり大事なのが

 一人ずつ行う「Individual Audition」。

いくら印象がよくてもここでコケたら本末転倒(泣)

 

 

 

どう考えてもやっぱり緊張!笑

これはもうどうする事も出来ない!

 

アメリカ人もガチガチに緊張してるから大丈夫。(?)

 

みんな緊張している中で自分がどれだけ自分の世界に没頭して、最高のパフォーマンスができるかが勝負の見せどころ。

 

 

 

うまくやらなきゃ

失敗したらどうしよう

練習通りできなかったらやばい

 

  

いろんなネガティブな感情が

フツフツと湧き出てしまうもの。

 

 

どうしてもプレッシャーに潰されそうな時は、なぜ自分がオーディションを受けに来たのかを思い出してみて。

 

 

「音楽を演奏したい」とか「楽器を演奏するのが楽しい」とか「マーチングが好きな気持ち」とか。自分の奥底にある本来の目的意識を高めること。

 

 

あなたの目的は、

「ドラムコーのメンバーになること。」

ではなくて、

音楽を楽しむ事。パフォーマンスで人々に感動を与えること。」

 

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その目的の手段として選んだのがDCIなだけ。

 

 

軸は自分自身にあるからこそ

 

 

自分のやりたい音楽を演奏して

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自分の魅せたい歩き方で

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自分の表現したい演技をする。

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スタッフの前であろうが、誰の前であろうが関係ない。

自分自身のやりたい事、追求するものを表現すれば自然と周りは評価してくれます。

 

オーディション直前は美しい音楽を聞きながら、筋肉のこわばりをほぐし、やりたいパフォーマンスのイメージを最高の状態へ持っていくように集中! 

 

 

あなたがパフォーマンスする理由はそこのチームにあるんじゃなくて、あなた自身にあることを忘れないで。

 

 

それでもしダメなら、自分の感性と技術を磨いて再挑戦すればおっけー!

 

 

 

❺ できてる風

 

やっぱり日本人メンバーが一番ぶつかる壁が英語。

 

 

 今からはもう勉強とか手遅れなので、

 英語は喋れてる風、理解できてる風で乗り切るべし。

 

 

とはいえ、

私自身は「DCIって英語喋れなくても全然大丈夫だよ」の意見には大反対派。

やっぱりシーズンが始まると色々大変です。。

 

 

でも、、

オーディションに関してはもうできてる風で乗り切りましょう(笑)!

 

 

会話している時の不安感は相手も不安にさせます。

 

 

英語がわからなくても、

 

"Hi! My name is 〇〇! 

Nice to meet you!!!"

 

くらいは言えるはず。

コミュケーション取れてる(風)って大事!!!

 

 

 

 

例えば、

スタッフからのインストラクションの最後に

Are you guys ok? 

You guys ready? 

Got it?(わかった?)

 って理解してるか全体に確認される事がよくあるんですね。

 

日本でいう、

「○○してください。いいですか?!」

みたいな感じ

 

その時も、アメリカ人に混じって

 Yes!!! Got it!!!! 

って大きな声で返事!!!

 

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誰がどこであなたのことを見てるかなんてわからないし、それが評価に直接つながるわけでもないけど、

 

どういった印象で見られたいか?がやっぱり重要。

一人だけ黙ってると悪目立ちします。

 

  

例えば、みんなで1つのエクササイズをしたあとに、

 

スタッフ Was it good or bad?

全員   Bad!

スタッフ How can we get better?!

 

って挙手を求められたとします。

 

2年目3年目のひとはまだ余裕があると思うので

ここで思い切って自分も挙手!!!

 

 

 

アメリカは自分の考えをはっきりと表現する国。

 

 

答えがあってるとかあってないとかじゃなくて、どんな意見をあなたが持っていたか口に出す事が大事。

 

 日本の指導の現場なら、こちらから指をささないと挙手すらあまりない雰囲気ですが

(文化が違うので仕方ない)、アメリカではほぼ全員が手を挙げて意見がポンポコ出てきます。

 

はじめはめっちゃビビるかも(笑)

 

 

  

 

難しいことは言えなくても良い!

"I think we need to take more air."

とか簡単な事でもいいから

思ったことを言う!!

 

なんなら

More air

Air flow.

Stronger.

Feel comfortable. 

Relax.

 

とかでも全然オッケー!!!!

 

 

日本人がみんなの前で意見をいうなんて珍しいから、

What’s your name? 

ってみんなの前で聞かれるかも。

I’m 〇〇.

って堂々と自分の名前を言えば

ほらみんなの印象に残りました〜!

しかも名前を知ってもらえた!

(英語しゃべれてる風とはまさにこのこと)

 

 

こういう小さな事でどんどん印象づけていくことがオーディションは大切。

 

※2年目以降の人はDrumCorps experience を積極的に口に出したほうがいいです。

I marched with 〇〇って言いまくる。

トップコーは経験で力量を判断する傾向があります。特に日本人は、ルーキーと2年目では理解力に大きく差があるので、既にDCIを経験してるから英語もある程度理解できるし、練習も自力でついていけるよっていうアピールは有力!

 

 

 

まあ全てが直接、コントラクトに繋がるとか繋がらないとかもはやどうでもいいんです(笑)

 

 

でも自分自身が積極的に参加していく事で、誰かの目に留まり声をかけられたり、、

 

自分自身にとっても学びがあったりして、たった3日間のオーディションキャンプが2倍も3倍も意味のあるものに変わっていきます。

 

 

まとめ

 

さあいよいよ、オーディションの山場となるJanuary Camp!

 

あなたの技術がそこのチームのレベルに達していると仮定して、というかもうそう思ってオーディション受けちゃう!

 

 

今持っている技術に加えさらに「欲しい!」と思わせるきっかけ作りが大事!!!

 

 

人は行動から中身さえも変えられます。

 

 

ビクビクおどおどしていては本来よりも過剰に緊張してしまって大失敗。。

 

 

内心は緊張と不安で押しつぶされそうでも、

「英語喋れてる風、楽器上手い風、ついていけてる風、馴染んでる風」で堂々とオーディションを乗り越えて。

あとは、明るい笑顔を忘れずに。 

 

 

大丈夫。自分の信じる事をやってくるだけ。

 

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Good Luck!!!